utility marker helium

名古屋大学観光 Nagoya University Metal Utility Markers

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名古屋大学キャンパス内の道路を歩く。車両の入構が制限されている以外には、公道と同様だ。そう見える。しかし、もし注意深い人なら、名大の道路の異様さに気付くだろう。

例えば、下掲の名大キャンパス内の一道路。

公道とは何かが違う。何やら銀色の丸いものが路上にたくさんある。接近してみる。

どうやら金属製だ。より近づくと、何やら表面に文字が鋳込まれているのが見える。

地中埋設標だ。

名大の道路には埋設標が大量に打ち込まれている。それも一種類ではない。

名大は電線が地中化されていて、電信柱がほとんど無い。だから「電気」の埋設標が打ち込まれている。それはわかる。しかしそれだけではない。その他にも「情報」「通信」「電話」「井水」「市水」「揚水」「消火」「ガス」「給水」と、カタログのように多種多様な埋設標がある。

まるで埋設標を増やしたいかのように、45°の曲がりを2つの180°埋設標で示してあるところもある。

書体もサンセリフ体とは限らない。キャンパス内の区画によってセリフ体のものも散見される。(なお、セリフ体の埋設標や「電話」埋設標は東山キャンパスではかなりのレアものだが、両方とも農学部横の坂道で見つかる。)

このように埋設標天国の名大だが、工学部の規模が特に大きい名大の特徴が特に色濃く出ている埋設標が下掲のものだ。

他所ではまず見ることのない埋設標「He」。そう、元素記号Heのヘリウムだ。この埋設標「He」は特に工学部からキャンパス東端の研究所群まで万遍なく見られる。

名古屋大学東山キャンパス内では上掲写真のような埋設標が何百もある。その中には「電話」埋設標のようなレアものもある。そして、ブログ主が知る限り、一つしかない激レアアイテムも存在する。下掲の無文字埋設標がそれだ。

ブログ主がこれまでに見た名大の埋設標で文字が無いものはこれだけだった。この下には大学の偉い人のみが知る東山トンネルへの抜け穴があるのかもしれない。

名大を訪れた際にはぜひ探してみてほしい。

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