愛知県立芸術大学である。
辺鄙な場所にある。最寄駅から坂を登っていく。荒廃した沿道には何もない。20分の登攀の後、ようやくキャンパスの建物が現れる。
上掲の写真でキャンパスはきれいに見える。きれいに見えるように撮った。しかしキャンパス内の建物はとてもボロい。プールもボロい。廃墟好きにはいいかもしれない。
建物の間のスペースにはブロックや缶やビニールや習作らしきものが置いてある。廃墟感があっていいともいえるが雑然としているともいえる。
数年前に老朽化による大学の建物の取り壊しに反対する人々と大学及び愛知県との間で争いがあった。ブログ主は取り壊しに反対でも賛成でもないが、取り壊し反対派も大学も理性をあまり持っていないか使っていないとは感じた。
建築の価値はどのように定まるのかを建築家たちが説明できないのは問題かなと感じた。「価値ある建築」「良い建築」「心打たれる」「(設計した)吉村順三はただものではない」。専門家なら主観と情緒以外の説明が欲しい。
キャンパス内にはいろいろなものが置いてある。